そばの観察日記
「夏そばの栽培時期に秋そばを」編

7月19日〜7月25日の日記


7月19日(月)

写真だとよく分からないかもしれませんが、黒い実がかなり目立つようになりました。
実の付き具合も昨年の夏の栽培と同じくらいです。
喜びたいのですが、またしても秋そばを夏に栽培すると、実付きが悪いという事に逆らう結果に・・・
ということは、秋そばを栽培適期に育てた結果によっては、来年もこのテーマで栽培しなくてはならななくなってしまう。
何年も証明できなければ、いずれ、そば栽培研究家かぁ ?!
出前持ちからすごい出世だ(笑)

7/19.jpg

 

7月20日(

収穫も近くなり、元気で青々していた葉っぱも
風邪で傷つき、虫に喰われて穴だらけと、
ずいぶんくたびれて、ボロボロになってきました。
つぼみが出てくる頃が一番綺麗だったかな・・・
まるで遡上して産卵を終えたサケの尾鰭のようです。
もう少しだ!がんばれ〜!!

 

7月21日(水)

今回の栽培では昨年2回の栽培に比べ、折れたソバが
少なくなっています。
昨年は台風に遭っていますが、その時は玄関に避難していますので
あまり直接の被害は受けていませんし、風が強かったときも玄関に避難しています。
今回は一度も避難していないのに(避難できないが本当のところですが)
折れたソバが少ないのは何故???
天気に恵まれているのか、それとも階段の途中に置いたのが良かったのか、
秋も置き場は同じにするから、晩秋には答えが出るかな?

 

7月22日(木)

それぞれのてっぺんに付いた実の半分ぐらいが黒くなりました。
残りも茶色くなっているのが多くなっています。
このぶんだと来週のお休みには収穫できるかな?
あと残り少し、このまま無事にいって欲しい・・・

 

7月23日(金)

初めのほうに出来た実は充実して黒くなっているのですが、
後半に出来た実は、実が充実しないまま黒くなるものが、
多くなっています。
やっぱりあまり気温が高いとダメなのかな?
あの高原のような気候が続いた1週間が、充実した実を
育ててくれたのだろうか・・・・

 

7月24日(

数日前になりますが、知り合いの方に頼んでいた
堆肥が届きました。
この堆肥は、うちでダシを取ったあとの削り節で作ったものなんです。
これを使って育てた野菜をよくいただくのですが、美味いんだなぁ。
秋に育てるソバの秘密兵器?になるのではと、密かに狙っていました。
ただ、ゆっくりなのに強烈な効き方をするので、使い方が難しそうなのが気がかり・・・

まだ収穫もしてないのに、秋のことを言ってると罰が当たるかな?

 

7月25日(

今読んでいる本に蕎麦は5色の食べ物と書いてあります。
葉の緑、茎の赤、根の黄、花の白、実の黒で5色です。
また、蓬莱の思想では緑は春、赤は夏、白は秋、黒は冬を表し、
黄は中央で四季を臨む蓬莱山なんだそうです。
5色をすべてもつ植物というのは珍しいそうで、縁起物に蕎麦を
使う風習はこのような考えからきているとのことです。
うちのソバも今まさに5色がそろっている状態です。

7/25.jpg

 


 

[前の週に戻る] [次の週に進む]

 

ホームへ 日記のメインへ カレンダーへ